大人のリュックサック選びは難しい。と、同時に楽しい。
用途やシーン、ディテールやスペックをつぶさに検討しながら、最良の選択をする醍醐味は、ファッションにとどまらない魅力を感じます。
今回は、タウンユース・アウトドア・ビジネス・きれい目な着こなし、シーンやコーディネートの他、デザイン性や機能性、ブランドの哲学、などからおすすめの「 背中をあずけられるリュック 」100型を大解剖。リュックの選び方とともに、ぴたりとはまるメンズリュックを探してみてください。
2-1、ハズレ知らずの定番・名品リュック
一口にリュックといっても、形もブランドも膨大。
まずは、絶対に外さない定番・名品リュックからチェックしていきましょう。
いろいろなスタイルにマッチする懐の広さや、つくりの確かさなど、長く使えて飽きのこない普遍的な魅力を持つものをピックアップしています。
「人生最初のリュック」として選んでも安心だし、リュック玄人も納得する、リュック界のグローバルスタンダードともいうべき作品群です。
Arc’teryx(アークテリクス)アロー22
カナダ・ノースショア山脈を地元とするクライマーたちによって1989年に創設されたブランド。始祖鳥の化石を描いたブランドロゴは、誰もが一度は見たことがあることでしょう。
「時を経ても、期待を超えたパフォーマンスを発揮してくれる最高の製品を創り出すこと」をブランドのルーツとし、良質なマテリアルと高いデザイン性が特徴的です。
ブランドのアイコンリュックともいえるアロー22は、アウトドアブランドならではの機能性と耐久性を兼ね備えながら、独特なフォルムがスタイリッシュで都会的な印象も持ち合わせているので、タウンユースにも映える隙のない一品です。
本社のすぐ近くにはコースト山脈があり、その厳しい地形と起伏・過酷な環境のなかで製品テストが行われているということや、防弾チョッキにも使われるほど摩擦や引裂などに対する耐久性が高い「バリスティックナイロン」や自社開発のWaterTightジッパーなど一つひとつのマテリアルからも、徹底したこだわりが感じられるようですね。
なお、オールブラックにゴールドのロゴが入ったバージョンは欠品状も多く、レア度が高め。
公式ショップの現行品は、ロゴ部分がシルバーになっている。
参考価格:26,730円(税込)
Mystery Ranch(ミステリーランチ) 1DAYアサルト
アメリカの特殊部隊にも採用される機能性や耐久性は、“究極”と形容されることもあるほどです。
他にも、森林消防隊や登山家、ハンターなど、様々な方面のプロからも絶大な信頼を寄せられているブランドです。
フューチュラヨークシステムと呼ばれる体型にあわせて無段階で肩紐のアーチや長さを調整できる機構はなかなか味わえないレベルのフィット感を得られます。
また、ブランドの代名詞ともなっているファスナーが3方向にわかれ中身を一気に確認し素早く取り出せるジップデザイン(それでいて水の侵入を許さないという、ミステリーランチの発明)。縫い目がほつれにくいように、縫い目が内側になるようにしていたり、長年使い続けたくなる魅力がいくつもあります。
この1DAYアサルトは、街でのデイリーユースに特化させたモデル。内部にはノートPC用のスリーブがあり、スリーブまわりのポケットには周辺機器も一緒に収納できます。
なお、全てのミステリーランチ製品は、材質及び製造上の欠陥に関してミステリーランチが定めたレギュレーションのもとに生涯保証を約束しています(!?)自社製品へのプライドと、長く使える安心感も抜群です。
*生涯保証について、購入店舗により対応が異なる場合もあるかもしれませんので、購入の際には店舗で確認すると安心かもしれません。
参考価格:58,300円(税込)
PORTER(ポーター) タンカー
PORTER(ポーター)は、いわずと知れた日本製にこだわり続けるバッグブランド。「一針入魂」という社是とともに、職人魂が受け継がれています。
こちらのタンカーは、米国空軍のフライトジャケットMA-1をモチーフにしたオリジナル生地が特徴的なPORTERを代表するシリーズ。裏地に配したレスキューオレンジは、タンカーの代名詞となっています。
仕様などアップデートされながら、今に続く名品です。
ちなみに、PORTER(ポーター)を製造する吉田カバンは、創業1935年の老舗で、黒澤明監督の『天国と地獄』に小道具として使われたり、チーフディレクターが日本人として初めてN.Y.デザイナーズ・コレクティブのメンバーに選出されたりするなど、歴史的なエピソードも数多くあります。
サイズは、20L前後のものがオールマイティに使いやすい。いくつかのサイズバリエーションがあるので、用途に応じて選んでください。
プラスチックファスナーのモデルもありますが、やはり発売当時の仕様である金属ファスナーを選びたいところ。
参考価格:37,950円(税込)
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) BCヒューズボックスII
高いデザイン・ファッション性で注目されるアメリカ・サンフランシスコ生まれのダウトドアブランド。1968年の創業当初は、小さなメーカーでしたが、 まもなく発売したスリーピングバッグ(=寝袋)のヒットで信頼を獲得しました。高い品質とともに、最低何度の気温まで快適に使用できるかという「最低温度規格表示」を明記したことは、当時画期的だったようです。
他にも、イギリス・カナダ合同隊によるパタゴニア遠征で、時速200kmの暴風雨で従来のテントがことごとく吹き飛ばされていくなかで、ノースフェイスのテントだけが飛ばされず、隊員たちの命を守り抜いたという“伝説”も存在します。
そんなノースフェイスの名品が、BCヒューズボックスIIです。リュックには珍しいボックス型の形は、立ったままでも開口部を大きく開くことができ、中のものを取り出しやすく使い勝手抜群です。
そして何といっても注目なのが、発色の良さとカラーバリエーションの豊富さ。単色のもだけでなく、カモフラ柄や絞り染めのような風合いのある柄、地図をプリンティングしたような柄などもあります。
また、摩擦強度が高く多少の雨なら問題なく使える耐水性に優れるTPEファブリックラミネートポリエステル素材や、15インチまでのノートPCが収納できるパッド付きのスリーなど普段使いに必要十分な機能が揃っています。
参考価格:17,600円(税込)
TUMI(トゥミ) ALPHA 3 スリム・スリーウェイ・ブリーフ
トラベル、ビジネス、ライフスタイルアクセサリーの世界的なリーディングブランドとして知られるTUMI(トゥミ)。
世界中のビジネスパーソンから選ばれ続ける機能性は、ディテールだけを見てもTUMIだとわかるほど。
書類やスケジュール帳、水筒・折り畳み傘などを入れる細分化された機能別のポケットや、ちょっとした出張なら軽々とこなす容量と拡張性、堅牢なバリスティックナイロン素材など、一度使うと手放せなくなります。
PCが小型化し持ち運ぶ人が出てくる頃には、コンピューターをゆりかごのように浮かせた状態で保護する「セーフケース・コンピューター・ブリーフ」を発表したり、125を超える特許を取得していたりと、業界をリードする存在です。
TUMIの愛用者は、アメリカの元大統領のオバマ氏や、デビット・ベッカム、トム・クルーズ、ブラッド・ピット、マイケル・ジャクソンなど、そうそうたるメンバー。
日本では、映画「踊る大捜査線」で織田裕二扮する青島刑事が持っていることでも注目が集まりましたね。
参考価格:68,200円(税込)
2-2、コーディネートを引き上げるタウン・リュック
名品・定番に続いて、シンプルコーディネートを引き立たせてくれるタウンユースにおすすめのリュックをご紹介します。
トレンドをおさえたものやデザイナーズ・ブランド、注目度が増してきている新進ドメスティック・ブランドを含め、Tシャツなどカジュアルなファッションにも、きれい目な服装にもマッチする優秀リュックをピックアップしています。
好きなテイストから探してみてください。
ドメスティック・ブランドに再注目
日本の職人の技術や、小ロットでの生産により挑戦的なデザインや希少性の高いアイテムを生み出しているドメスティック・ブランド。高いファッション性とこだわりのディテール、仕上がりの確かさ、こなれた価格帯など、バランスの良いリュックが数多く輩出されています。
MAKAVELIC(マキャベリック) DOUBLE BELT ZONE MIX
2013年に東京で誕生した、ファッション・ストリート・スポーツをクロスオーバーするブランド。どんな服装にもマッチするスタイリッシュさが魅力です。
東京から世界へという想いからスタートしたブランドは、ロンドやニューヨークなどでも展開しています。
また、背中側にサイドジップが付いているため、リュックを背負ったままメイン収納にアクセスでき、ノートPCなどをすぐに取り出すことも可能になっています。
参考価格:17,600円(税込)
AS2OV(アッソブ) ハイデンシティ コーデュラナイロン ロールバックパック
master-piece(マスターピース)のデザイナーが立ち上げたブランド。
日本独自のミックス感覚があらわれたデザインが特徴的です。
コットンのような風合いのナイロン生地やベジタブルタンニングレザーを組み合わせることで、都会的でありながら柔らかな印象のある仕上がりになっています。
ナイロンの微妙なシワ・ムラ感や、ワッペン風に仕上げたフロントの織りネームもおしゃれな遊び心がきいています。
参考価格:19,800円(税込)
kiruna(キルナ) ビートテックスバックパック
スタンダードなデザインの裏に、メイド・イン・ジャパンによる圧倒的なスペックと縫製力があり、使いこむ程に、その魅力に気づかされるブランド。
「良い鞄を、長く、大切に、毎日使いたい」という人に特におすすめです。
このリュックも、パッと見はド定番の型ですが、こだわりがいくつも隠されています。
例えば、メインで使用されているBEATTEX(ビートテックス)という素材。日本の企業が開発した新素材ですが、実はバッグ用に開発されたものではなく、タイヤに織りこむ強靭なナイロン織物なんですね。
他にも、ショルダーベルトは、シートベルトのような柔らかで肌馴染みが良く、かつ丈夫な素材が使われ、見た目としてもワンポイントになっています。
さらに、kiruna(キルナ)のバッグには個別のシリアルナンバーが刻印されており、生産から3年未満の故障は無料で修理が可能という嬉しい特典もあります。
3年以上経過した製品に関しても、メーカーでの修理を受け付けているなど、アフターケアにもメイド・イン・ジャパンらしい細やかさを感じます。
参考価格:20,900円(税込)
fromストリート|軽快に街を馳せるリュック
“ストリート”は、アウトドアとならび、リュックファッションのトレンドをつくってきたといっても過言ではないのかもしれません。
ここでは、ストリート発のブランドをピックアップ。ストリートならではの軽快さと遊びがきいたリュックが揃っています。
NIXON(ニクソン)ランドロック3
今やストリートファッションシーンで1、2を争う人気ウォッチブランドとなった『NIXON(ニクソン)』。
サーファーやスケーター、スノーボーダー向けに作られたアイテムを筆頭に、ミッドセンチュリー、スポーツ、アクセサリー、80’sなど様々なエッセンスを絶妙にブレンドしたデザインも支持を得ています。
世界のトップ・プロライダーに加え、大御所アーティストなどをサポートしていることでも有名ですね。
このランドロック3というシリーズを含めて、ニクソンのリュックの魅力はシンプルなデザイン性と必要十分な機能性。
アウトドアやスポーツに寄り過ぎると、ケースのデザインだったりバンドだったりがどうしても野暮ったく見えることもあります。(アウトドア・スポーツの場面ではかっこよかったんだけど、街に戻るとなんだか主張が強すぎるように感じた、なんて経験はありませんか?)
シンプルなかにも、ブランドのエッセンスを感じるスケートストラップ(スケートボードを取り付けるためのベルト)が効いたリュックです。
参考価格:13,200円(税込)
gravis(グラビス)TRANSPORT
gravis(グラビス)は、1998年にアフタースノーボードをコンセプトにスタートしたブランド。
BMXライダー、スケーター、サーファーといったプレイヤーからのフィードバックを取り入れながら開発される、動きやすさや高いクッション性とファッション性を兼ね備えたシューズ・フットウェアが支持されています。
gravis のTRANSPORT(トランスポート)は、プレイヤーからも支持される機能性を感じられるリュック。バックパネルとショルダーストラップのデザインにより、疲れにくく快適に背負うことができます。
シンプルなデザインと、大きなフロントポケットが普段使いにもぴったりのアイテムです。
機能性だけでなく、高いファッション性から、アートやミュージックなどクリエイターへもユーザーが広がっているgravis(グラビス)をチェックしてみてください。
参考価格:8,800円(税込)
Burton(バートン)Day Hiker 25L
Burton(バートン)は、スノーボードを裏山での遊びからワールドクラスのスポーツへと発展させるのに大きく貢献してきた、スノーボード界のパイオニア的存在。
Burtonのアイテム作りで特徴的なのが、「チーム」と呼ばれる組織。トップレベルのスノーボーダーでありイノベーターであり、業界を牽引するメンバーがブランドのアンバサダーを務めており、彼らが世界中を旅しながら製品をテストし、フィードバックを繰り返すことで、アイテムが進化してきました。
ブランドの創世記から愛されるDay Hiker(デイハイカー)は、オンスノーからストリートまで活躍するリュック。通常モデルよりを小ぶりにタウンユースにも合うようデザインされたのが25Lモデルです。
人間工学に基づいた、ストラップ・ショルダーハーネス・エアフローゾーンが付いたバックパネルにより、背負ったときの安定感があります。
スノーボードブランドらしい雪や雨などの水分を弾く高耐久素材、スノーボーディング中でも水分補給できるよう備わっているウォーターパックを収納するスリーブとチューブ用ルート、ボードを持ち運ぶためのストラップなど、タウンユースも想定しながらもブランドのエッセンスが感じられるディテールが残されています。
公式ショップでは、オレンジやネイビーなどカラーモデルも展開しています。
参考価格:9,680円(税込)
THRASHER(スラッシャー)THRCD504
THRASHER(スラッシャー)は、アメリカを代表するスケートボード専門誌『THRASHER MAGAZINE(スラッシャー・マガジン)』から生まれたブランドで、スケーターなら1度は憧れるブランドの一つにもなっています。
ここで紹介するTHRCD504は、リュックの底から上に向けて幅が広がっていくようなユニークな形のリュック。
見た目はシンプルだが、たとえば、スケートボードの収納部分に対摩耗用の素材が使われていて、異素材のポイントが効いていていたり、横向きにくるりとファスナーを配すデザイン(トップオープン型)だったり、ブラック一色の中にもブランドらしさが感じられる。
サイズ感は大き目でB4サイズが入り、普段使いにも1泊旅行用でも十分な容量。
参考価格:8,690円(税込)
「足して2で割る」では収まらない、ダブルネーム・コラボリュック
カツカレーにオムそば、手羽先餃子。
単独で食べて旨いものをドッキングしたら、旨いものが出来るに決まっている。だが、何でもかんでも組み合わせれば良いというものでもない。組み合わせによっては、平凡な(ときとして不幸な)マリアージュが生まれてしまう可能性も忘れてはならない。
ここでは、ブランドのエッセンスを存分に感じられながら、コラボレーションで相乗効果が生まれるリュックをご紹介。
ダブルネーム・バイネーム、コラボに別注。希少性があり、コレクション欲をくすぐられるようなアイテムも含めて、「足して2で割る」では収まらないリュックをチェックしよう。
マッキントッシュ×ポーター ナイロンバッグパック
イギリスを代表するアウターウェアブランドMACKINTOSH (マッキントッシュ)と日本国内のみならず海外でも人気を集めるPORTER (ポーター)のコラボリュック。
PORTERの代名詞ともいえるバッグ・タンカーのナイロン素材をベースにしながら、スクエアなフォルムに仕上げ、スマートな印象になっている。コートに用いられるシルバーカラーのドットボタンが、MACKINTOSHらしさ漂うアクセントに。
ロゴはバッグの隅にさり気なく。ダブルネームのロゴの入れ方も両ブランドの余裕が感じられる。
参考価格:53,900円(税込)
ARC’TERYX(アークテリクス)× BEAMS(ビームス)別注 ARRO 22
本ページでも「ハズレ知らずの名品」として紹介したARC’TERYX(アークテリクス)のARRO 22を、セレクトショップBEAMS(ビームス)が別注モデルとしてリリース。
ARC’TERYXの機能性はそのままに、カムフラ柄の切り替えや目を引くイエローのジッパーなど、アーバンでスタイリッシュなBEAMSらしい感性が融合したリュックです。
参考価格:31,350円(税込)
機能性とファッション性が高バランス|アウトドア・ブランドのリュック
もともとリュックは登山用のバッグとして生まれたという “本流”を継承するのがアウトドア・ブランドのリュック。
だが、その本流の流れをくむ機能性を深化させながら、高いファッション性をプラスしてきたのが現代のアウトドア・ブランドのリュックです。
アウトドア・スタイルが、トレンドから定番として日常のコーディネートに取り入れられるようになってきたこともあり、注目度も上がっています。
リュックサック“らしい”機能性とファッション性が高バランス、多くの名作・名品が並ぶアウトドア・ブランドのリュックをお楽しみください。
GREGORY(グレゴリー) ALL DAY(オールデイ)
長い間多くのファンに愛されるアウトドア・ブランドGREGORY(グレゴリー)。
1日分の荷物が入るくらいのサイズのリュックの通称である「デイパック」という名称は、同ブランドのリュックから広まったともいわれているほど。
創業者のウェイン・グレゴリーは、創業当初は店の裏でリュック作りをし、店先で顧客を捕まえてはアウトドアの話題で話し込むのが日課だったのだそう。そうして、マウンテンガイドや顧客からのフィードバックを聞き新しいアイデアをアイテム作りに盛り込んでいきました。
その情熱は冷める事なく、今日に至るまで、快適な背負い心地・フィット感・耐久性・機能性を常に追求し、進化を続けています。
ALL DAY(オールデイ)は、そんなGREGORYのDNAを引き継ぎながら、タウンユースも出来るようコンパクトに仕上げたリュック。
縦向きのファスナーでアクセスしやすいポケットや、スエード調のファスナーチャームも印象的。
カラーバリエーションも豊富で、トレイルからタウンまでを幅広くカバーできる機能が詰まった名品です。
もう一回り小さいFINE DAY(ファインディ)というシリーズも用意されています。
参考価格:18,700円(税込)
karrimor(カリマー)eclipse 27(イクリプス 27)
多くのアウトドア通やクライマーから支持されるkarrimor(カリマー)。
その歴史は、1946年にイギリスの北西部の街・ランカシャーでサイクルバッグメーカーとして創業したことに遡ります。タフで機能的な製品の評判は、ほどなくして登山家へと届き、クライマー向けのリュックサックを手がけるようになり、遂には、エベレスト登頂など登山史に残る記録的な登攀(とうはん)や遠征に向けた製品を開発するまでに至りました。
eclipse 27(イクリプス 27)はクライミング・アルピニズムの精神を引き継ぎながら、サイズダウン・デザインを行い生まれたリュック。
高強度のナイロンや様々なアクセサリーを整理しやすいオーガナイザー、取り外し可能なヒップベルトとチェストストラップなど、多様な用途・シーンに対応できます。
過酷な自然から現代のタウンへと。
ブランドの語源である「carry more=もっと運べる」を進化させ、軽登山・ライトトレッキング・輪行からタウンユースまで叶える、オンオフ自在の不朽の名作です。
参考価格:15,180円(税込)
MILLET(ミレー)AVANCER (アヴァンセ)
MILLET(ミレー)は1921年に創業した “世界最高峰のアウトドアメーカー”の一つに数えられるフランスの老舗ブランド。
玄人好みする機能性と、フランスらしい洗練されたデザインやカラーリングも魅力の一つ。
なにより、史上初の8,000m峰を制覇した登山家や人類初のエベレスト無酸素登頂に成功した登山家のリュックとして偉業を支えてきた実力と実績は伊達じゃない。
そんなMILLETがリュックを現代的にスタイリッシュに進化させたリュックが、AVANCER (アヴァンセ)。
アシンメトリーに配置されたフロントのジッパーポケットは、背負ったままでも操作がしやすく、デザインの核としても機能している。
表から見ると、無駄を廃したスタイリッシュな佇まい。背中側に回れば、ショルダーハーネスやハンドレストなど必要十分な機構があり、安心の背負い心地も楽しめる。
ビジネスや旅行にも最適なスタイリッシュなリュックです。
参考価格:16,500円(税込)
Columbia(コロンビア) Blueridge Mountain(ブルーリッジ マウンテン) 30L
アウトドア・ウェアのなかでも、マウンテンパーカーやフリースなどアウターでアメリカでトップクラスの地位を築いてきたColumbia(コロンビア)。
例えば、”インターチェンジシステム”と呼ばれるアウタージャケットとインナージャケットをジッパーで着脱できる機能もColumbiaから広めたもの。今では多くのアウターで見られるこの機能ですが、気候に合わせて3ウェイの着こなしができるという、当時から革新的な機能を備えたウェアとしてアウトドアファンに支持されてきました。
他にも、マルチポケットフィッシングベストと呼ばれる釣り用のベスト(ルアーや釣り糸など釣りに必要なものを入れるための専用・マルチなポケットが配されている)のパイオニアとしても知られています。
Blueridge Mountain(ブルーリッジ マウンテン)は、アウトドア・ブランド然とした佇まいがあり、だけれでも、野暮ったさはなくすっきりとした印象のリュック。
間口が大きく開いて荷物の整理がしやすいU字ファスナーや、しっかりとしたクッション性のあるウェーブパット、いざというときに助かるレインカバーなど機能性も十分。
ウエストパッドは取り外しが可能なので、タウンユース向けにミニマルにアレンジすることもできます。
しゅっとしたブラックが本命だが、落ち着きと遊び心を感じさせるイエロー系も捨てがたい。カラーバリエーションも魅力の一つです。
参考価格:10,550円(税込)
おわりに(今後の更新予定)
外さない傑作からビジネス・高性能モデル・隠れた名品など、背中をあずけられるリュック<100>。
まずは、約20アイテムをご紹介しました。
名品・名作が数多く、随時追加・更新していければと思っています。
(ブックマークして見にきて頂けますと幸いです)